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日本、イスラエルとの関係をどうするか? 2014年4月8日 [政治]

 「アンネの日記」破損事件は日本人にある種の衝撃を与えた。ユダヤ人に偏見を持たない日本人、World War Ⅱ時には有名な杉原千畝や樋口季一郎といったユダヤ人救助に動いた外交官や軍人もおり、この点では当時のドイツとは一線を画した姿勢を日本は示していた。あの戦争を人種差別との闘いと定義していた日本にとって当然である。『アンネの日記』は日本人にとっても愛読書といっていい。そんな存在によもや毀損しようという輩がいるとは。犯人が捕まり、深刻なレイシストの犯行ではないようなのでひとまずは安心している。
  小欄で筆者はG0時代にあってイギリス(英連邦)とイスラエルの連携を指摘してきた。アメリカにとっての西欧での翼(イギリス)、極東での翼(日本)そして中東でのイスラエル。三者が取り結びを持つことで力による現状変更に対抗すべきという考えである。かといってイスラエルとは新たな安全保障の取り決めを行う必要はまったくない。むしろ彼等の宗教や歴史認識、文化をもっと受け入れて理解を深めるべきだということだ。中韓の”歴史認識攻撃”に関してこれからの東南アジアの”歴史認識”に日本がどう理解されるかが重要だと筆者は指摘したが、イスラエルの歴史認識に日本はどう映っているのか、ナチスと同一視しようとする中韓の攻勢に対抗するためにも重要だと思うのである。日本はあの戦争当時からユダヤ人差別に反対し、それは今も変わらない。これをイスラエルの国家と国民にさらに深く理解してもらう。こうした外交戦術も中韓の日本孤立化戦争に対峙するためには必要なのではないか。「戦後70年の平和国家としての取り組みと歩みを見て欲しい」だけではなかなか理解されにくい時代なのである。
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