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独立賛成派の執念 2014年9月22日 [政治]

 独立反対派が多数を占める結果。英国政府や王室はほっと胸をなで下ろしているだろう。しかしこれを出発点と考えている賛成派は少なからずいる。18歳以下の若い世代は72%が独立賛成という。65歳以上の高齢者が独立反対派であることを指摘し、将来的にもう一度住民選挙を行えば独立賛成派が過半数を超えるというのである。
 今回の一連の投票行動でEUの存在はどうだったのだろうか?スコットランドはあきらかにEUを期待した。敵の敵は味方という思い。EUがなんらかの形で自分たちを受け入れ、またイギリスを牽制してくれるのではないかという意味である。しかしEUは明確には動かなかった。EU内にベルギー、スペイン、イタリアに独立問題を抱えている。そうやすやすと独立支持をすれば、EU内の諸国からの反発を招く。 キャメロンがどのような態度と政策でスコットランドに望むか。ウェールズや北アイルランドの住民から反発を招く可能性もある。
 ひとつ気になることがある。香港、ウイグル、チベット、内モンゴルの人々がどのような思いでスコットランドを見つめていたかである。民主主義がまともに機能せず、軍や警察が強権的に監視する地域。中国政府は「他国の内政にはコメントしない」としているが一方で環球時報は沖縄の独立運動家が選挙の視察でスコットランド入りしたことを伝えている。


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