ソニーの遺伝子はどこに消えたのか? [政治]
ソニーの独歩赤字が続いている。松下や東芝が業績を持ち直しているのにである。今期予想を2300億円の赤字だと家宝守成した。ソニーの凋落は出井氏に始まると言われる。それ以来ほぼ何をやっても長続きせず、特にエレキのダメさぶりは井深・盛田時代を知るものにとって隔世の観である。今は金融とエンタメでエレキの赤字を補填しているようなものだ。
エレキの再興を請う人々がいるが、筆者はエレキ部門を日本の他の企業に売却すべきだと思う。ソニーの経営者にエレキを再興させる力はない。もの作りの遺伝子はすでにソニーから出ていってしまったのである。
金融とエンタメの企業として生き残る。これがソニーに残された処方箋だ。残念に思う人たちがいると思うが今のソニーには再興する人材はいないのだ。「そうではない!」という人もいるだろう。だがソニーショック以来何年が費やされたというのだ?
今の社長はエンタメ系と聞く。前の社長は外資でこれもエンタメ系。すでにもの作りはあきらめているのではないのか?
繊維の赤字を化粧品で補填してやがて破綻したカネボウと似ているといわれても仕方がない。
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