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気候温暖化と原発 2014年9月25日 [政治]

 国連気候変動サミットが開幕。昨日は俳優のディカプリオが演壇に立ち、温暖化防止を呼びかけた。時計を5年前委戻そう。2009年9月。同じ国連総会の議場には鳩山由紀夫氏がCO2-25パーセントを2020年までに実現するという「鳩山イニシアティブ」を高らかにスピーチしていた。あれから5年。日本の総理は安倍晋三氏。しかし彼の口から数値目標は出なかった。
 2011年の東日本大震災で日本中の原発がストップし、代わりに日本は天然ガスや石油、石炭を大量に購入している。鳩山氏の-25パーセントは原発によるエネルギー供給量の増大を前提にしたものである。国連での日本の公約であった。
 今回のニュースで鳩山イニシアティブを論じたメディアはいたのだろうか。さらには原発再稼働を求める人々は鳩山イニシアティブに対して意見を述べる人はいるのだろうか?恐らく今は難しいが長期的な戦略が必要だというのかもしれない。
 筆者は福島原発事故が起きて一か月の際、「脱原発は50年戦争」と小欄で論じた。短期の脱原発は日本の社会や経済に深刻な影響を与えることが明白だと考えたからだ。しかしこうした意見は「逃げ」「論点ずらし」「問題先送り」などと批判された。
 筆者は今もその考えを変えていない。2020年までの公約を実行するなら天然ガスの輸入を大幅に減らすことだ。電力使用統制を企業や国民に強制することだ。24時間サービスを法律で禁止し、テレビはNHK以外24時間放送を認めない。エアコン購入に税金をかけるなど法制度も整備する。しかしこうしたことは非現実的である。
 現実的なCO2低減は原発を再稼働するしかないのである。

 

mede 

medeliha 


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