ギリシャEuro離脱の可能性 2015年2月12日

　ＢＢＣラジオのインタビューでグリーンスパンがギリシャのEuro離脱は時間の問題だと答えている。32兆円の借金。緊縮財政に疲弊したというギリシャ。急進左翼政権を選択しある意味居直っている。ギリシャの財務大臣は離脱でユーロ圏はガタガタになるという。恐喝ともいえる物の言い方である。反ＥＵのうねり。現在28加盟国のＥＵだが今年多くの国で総選挙が行われる。反ＥＵ勢力台頭の懸念。経済的国境がなくなることのメリットを改めて見直す時期なのだろうか。ＥＵがスタートして以来各国の政治的コミュニケーションはどこまで深まったのか。各国右翼勢力はＥＵに関して懐疑的である。フランスの国民戦線はかなりの支持を集めつつある、銃撃テロでその勢いは増したはずだ。ＥＵの移民政策への不満。ＥＵとはある意味理性の具現化といえる。communism革命ともある種共通する。筆者は失敗すると思う。その口火がギリシャであるということは象徴的である。