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マスメディアの自己規制について 2015年4月30日 [政治]

 このところマスメディアの報道や表現に対する自主規制のニュースをみかける。安倍政権の言論統制だという観点と結びつけて記事もある。確かに最近新聞やテレビが伝える内容にナイーブになっているのはわかる。朝日新聞の吉田証言問題やテレ朝の報ステコメンテイター問題でメディアは読者や視聴者に謝罪を繰り返した。だがマスメディアの自主規制の原因を安倍政権からの圧力に求めるのはおかしいのではないだろうか?かつてマスコミは第四の権力と言われた。立法、行政、司法をチェックする機関としての役割。広告収入や宅配制度などにより高収入が保障された巨大マスコミは高学歴の学生が門を叩き、社会の憧れの職業とされた。しかしネットの普及は彼等の地位と権力を危うくしている。誰もが情報の発信源となり、アルファブロガーやチャンネル登録の多いユーチューバーは一市民でも世論への影響力を持つことが可能だということを示した。マスメディアはそうした第五の権力者により24時間批判の矢面に立たされることになる。かつて自分達が政治家や官僚達に要求していた「説明責任」「透明性」「コンプライアンス」を求められることになる。そしてその回答はネットに即座にさらされる。マスメディアの自主規制は政府からの統制よりもこうしたネット市民からの監視や批判に対応したものといえないか?メディアの自主規制は何も安倍政権の登場によって起きたものではない。
 
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