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地政学の時代を読み解く〜英中黄金時代〜  [政治]

 習近平氏が英国を訪問している。国賓待遇でバッキンガム宮殿に宿泊という。社会インフラ、金融などで大規模な提携を両国は発表した。英中は黄金時代を迎えたと中国のメディアは中国外交の勝利を華々しく伝えている。一方安倍氏は中央アジアに旅だった。モンゴル及び中央アジア、すなわち中国の裏庭を訪問するのだ。TPPで日米を始めとする環太平洋の国々と経済&安保の共存体制の構築に対し、中国はEU、特にアメリカにとっての兄弟国もいえるイギリスとの外交と経済の密着を強めた。ユーラシアの西と東の両端でまさに地政学の激しい闘争が始まっている。米英、そして日米をどう離間させるか。中国は英国に対しては経済、日本に対しては韓国と沖縄、そして歴史認識でゆさぶりをかける。英国での晩餐会ではアヘン戦争のことはひとことも触れずに日本帝国主義を批判する中国。英国は民主主義よりも経済を選択した。それはフランスもドイツも同じだろう。中国はマネーでEUを陥落させようとしている。さて対する日本、そしてアメリカはどうか。今回訪問するモンゴル、中央アジア、そしてインドと連携して包囲網を作るべきだし、そう安倍氏は動いている。歴史的にも中国は包囲されることを最も嫌う。戦国時代以来の教訓だ。中国のような独裁国家でかつ民主主義に相容れない国が武力を背景に覇を握り、経済を支配する世界は避けたい。戦火はみたくない。そのためには中国の経済と金融を叩くしかない。経済力を失うことで軍縮に向かざるを得なくする。これが日米の選択肢と考える。新帝国主義がまさに音を立てて到来している。金には民主主義も人権も関係ない。西欧民主主義の欺瞞が露呈した。
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