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朴槿恵外交の2016年 2015年10月23日 [政治]

 小欄では韓国の「バランサー外交」の危うさを批判してきた。離米従中と卑日。韓国メディアを分析している日経ビジネスオンラインが提唱する韓国政治のキーワードである。その韓国が朴槿恵氏の訪米後TPP参加の意思を積極的アピールしている。AIIB、抗日勝利70周年記念式典の軍事パレード参加と中国傾斜をもはや隠そうともしなくなった韓国がここにきて「バランス」をとろうとしているのか。
 その韓国の2016年はどうなるのだろうか。朴槿恵氏は訪米の成果を北朝鮮への韓米同盟の強化とした。2015年12月の米軍の韓国撤退は事実上なくなったとされる。だが都合よく中国とアメリカ間で関係を使い分ける韓国のやり方に不信感を持つアメリカ。韓国への信頼が著しく低下したのは確実だ。おかしいのは韓国。中国への傾斜でアメリカは韓国の立場を一層尊重すべきと考えているフシがある。その考えが韓国社会で浸透している証明。「メディアで日本を偏愛するアメリカはもっと韓国に振り向くべきだ」とする記事(朝鮮日報)だ。アメリカは韓国にとって都合のいい国ではない。韓国はTPPは参加を希望すればすぐにでも認められると考えているがはたしてそうだろうか。リッパート駐韓米大使は「時期尚早」とはやる韓国に釘をさしている。外交の文脈からすれば「参加は不可」とみるのが正しい。アメリカの韓国不信は親韓のリッパート氏にこうした言辞を述べるほどだ。こうしたアメリカの韓国不信が様々な形で顕在化するのが2016年の米韓関係だと筆者は予測する。
 
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