民主党再生は経済政策しかない 2015年11月6日

　小欄では野党時代も政権獲得時も、下野後も民主党に対して批判してきた。それは今も変わらない。その民主党は次回の参院選は共産党と協力する話が浮上している。恐らくは実現しないがなぜこういう話しになるのか。安保法制論議で安倍政権の支持率が下落し、これが次回政権の争点になり得ると判断したからだ。だが民主党がなぜ国民の支持を受け入れられなかったのか。マニフェスト詐欺、対米対中対韓の不手際による安保への不安もあるが1番の理由は経済政策に有効な手立てをなさなかったというものだろう。株価が倍になりGDPが増え、デフレが解消されていれば政権は維持できたはずである。それが全てできなかったからいわば政権から追放されたのである。政権交代から3年経った。今迄アベノミクスに代わり得る明確で具体的な経済政策を示せていない。メディアやエコノミストが実現性で議論できるような経済政策を示していない。民主党の再生は経済政策からしかないと考える。