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EUと中国経済 [政治]

 中国経済の変調が顕在化してきた。今週の上海株化が気になるところだ。米金利引き上げと構造的な供給過剰。世界の工場と言われ、驚異の経済成長の前提は安くて大量の労働力、アメリカの低金利政策による新興国へのマネー供給があった。これにより中国には外資が流れ込んだ。だがそうした環境がオセロゲームのように反転。中国は膨大な在庫と供給設備を抱え込んだ。これを解消するために中国はAIIBを作り、海外にインフラ整備にヒトとカネをつぎ込む算段を目論んだ。だが新興国からマネーが逃げ出した。経済が沈滞すれば社会インフラの整備も進まない。
 こうした負の連鎖をどうやら、そしてようやくEUは理解し始めた。「短期的には悲観的だが中長期的には楽観的」といったメディア記事が鳴りをひそめ中国経済の構造的な危うさを指摘する ものが増えだした。EUは経済苦境を中国に依存して切り抜ける青図を持っている。そのため北京詣でを繰り返し人権抑圧や言論統制に目をつぶった。
2016年こうした構造が大きく揺らぐ。そんな予感がある。


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