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”経冷”というカード 2016年1月28日 [政治]

 日韓で慰安婦問題の「一応の合意」が年末になされ、中国とも経済構造改革の枠組み協議に入ったとの報道。日韓では通貨スワップの再協定の話も出ている。中韓の日本接近の背景には両国の経済危機がある。中韓の日本接近により尖閣問題の解消や慰安婦問題の解決とはならないだろう。経済が盛り返せば中韓とも再び日本を軽んじ孤立化戦略を繰り出すはずだ。
 今回の中韓接近で明らかになったことは日本の経済力・科学技術力がカードになり得ること。供給過剰、第二次から第三次産業への転換への困難、通貨不安。こうした経済課題を中韓が克服するためには世界第三位の日本の経済力を利用したい、というわけである。だが日本は唯唯諾諾と協力する応じるナイーブさでは新帝国主義と言われるこれから生き残るのは難しい。経済をカードとしっかり認識し駆使する必要がある。そのためには経済的には中韓とは一定の距離を保つ必要がある。中韓は日本の産業を模倣し経済立国した。素材輸入や製作部品で日本に依存している構造は変わらず、その製品が日本と競合するのも変わらない。経冷関係を保ちつつ親日国と新たな経済連携を志向するのが日本の進路だと思う。特に中国は富めば富むほど軍事費を増大させ、隣国への侵略の度合を深める。経済停滞がこの地域の安全保障にもなる。中国が民主化されない限りこういう体制は変わらないということを認識すべきだろう。
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