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オバマ外交の本質 2016年1月29日 [政治]

 「オバマとは何ものか」これから本格的に始まる米大統領選に鑑みて、そう思わざるを得ない。共和党のトランプし、そして民主党のサンダース氏。これまでの大統領選ではあり得なかった人材が代表選に勝ち残っている。その原因を前職の政治に求めるのは自然である。ユーラシアグループのブレマー代表は2015年のアメリカの危機のひとつに「同盟国との関係悪化」を挙げた。事実サウジがアメリカの意に反してイランと対立し、イギリスと韓国は中国に接近。アメリカからすれば「裏切り」に思えるかも知れない。しかしその国からすればアメリカ外交のブレがそうさせたともいえる。例えばサウジはイランとの関係修復に動いたアメリカに不信感を持った。韓国は台頭する中国と衰退するアメリカをみて中国にベットした。2014年九月の「世界の警察官返上」言明がそれを後押しした。いうなれば「同盟国との関係悪化」はアメリカ自身の外交が誘因となっている。これらが世界の安全保障に悪い影響を与えている。それが今回の米大統領選の”惨状”を招いているといえないか。民主主義の危機である。さらには核兵器の拡散にも2016年は波及するのではと思う。事態を憂慮する。
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