トランプ候補と衆参ダブル選挙 2016年4月8日

　トランプが安全保障問題で日本に突きつけている問題。これがこの夏に予想されている「衆参ダブル選」にどう影響するか、メディアの恰好の話題になりそうだ。そしてこのトランプ発言に呼応するかのようなプレストウィッツ氏の『Japan　Restored』がアメリカで出版され邦訳が8月に出る。その内容は2050年に日本は現在の問題を克服し再び繁栄しているというものだが、その仮定で国の存立の危機に遭遇する。それが例えば沖縄を巡る動きだ。①中国による沖縄独立運動支援②沖縄県議会で日本からの独立を等投票の計画③2022年までに日本、沖縄、韓国から米軍完全撤退。というものである。トランプもプレストウィッツも主張しているのは米軍なき日本の安全保障をを日本が作れるかどうかということだ。これが衆参ダブル選挙のひとつのテーマになり得る可能性がある。「そんなものあり得ない」とはもはや言えない事態が出来している。トランプ氏の快進撃である。野党もアベノミクスの代替策と並び新たな安全保障策を提示しなければならないのでは。反自民のための結集だけというのはもはや時代後れなのだ。